有限会社Narsrullah代表/北狼店主

井澤克彦 Katsuhiko Izawa


東高卒業後、早稲田大学へ進学。高校時代、有名ラーメン店『山頭火』に足繁く通っていたことが縁で、1994年10月の『山頭火』恵比寿店の立ち上げに参画。2005年7月の恵比寿店閉店を機に、2006年3月、西早稲田に『北狼(きたろう)』をオープンさせ、日々厨房に立つ。

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三堀大介 Daisuke Mitsubori

1989年東高卒。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業後、株式会社パルコプロモーション(現パルコス

井澤克彦 Katsuhiko Izawa

東高卒業後、早稲田大学へ進学。高校時代、有名ラーメン店『山頭火』に足繁く通っていたことが縁で、199

仲山進也 Shinya Nakayama

慶應義塾大学法学部法律学科卒業。シャープ株式会社を経て、1999年に社員約20名の楽天株式会社へ移籍

先ず『北狼』オープンまでの経緯を教えてください。

旭川にいた頃に、しょっちゅう山頭火に通っていて、当時から店主には良くしてもらっていました。大学に入って半年ほどしたある日、その店主から連絡がきたんです。「恵比寿店をやる。旭川の味を良く知っている人間が必要だから、手伝わないか」と。

 

当時はフランチャイズの仕組みがなかったので、アルバイトながら店長のすぐ下でレシピを作らされました。東京と旭川とで味を少し変える必要があり、試行錯誤の連続。大変でしたが、おかげでとても鍛えられました。

 

大学卒業後は、中学時代から続けていた音楽活動で食べていこうと思っていました。当時はそうなれるものだと信じて疑うこともなかったし、また、景気が良かったこともあり、アルバイト代を十分もらっていたので、就職することには経済的にも魅力を感じることはありませんでした。就職活動は、興味があってやってみた、というのが実態に近いかな。

 

そんな気持ちでの就職活動だったので、結果は言わずもがな・・・。3社受けて2社はいいとこまで行ったんですけどね。結局、卒業後も音楽活動と山頭火でのアルバイトとの生活を続けました。

 

立ち上げから約11年が経過しようという頃に、恵比寿店が閉店。他店舗で働く選択肢もありましたが、ちょうど高校の同級生の林(※林博文さん)がintloopを立ち上げた頃で、「これからは海外でのらーめんがくるぞ」と。当時はそういうようなことを視野に入れつつ、東京の山頭火を支えてきた経験と自信もあったので、独立を決めました。

自分のお店を構えて、そこで日々らーめんを作るというのは、井澤さんにとってどういうことですか?


飲食業は肉体労働だし、大変なことがほとんどです。また、商売はなかなか厳しい世界で、常に気を抜けません。ただ、今の生活はすべてが自分次第。自分で考えて、自分で決めて、自分で行動し、自分で責任をとる。これからまだまだどうなるかわかりませんが、今はそういったことが性に合っているのかとは思います。

 

あのときちゃんと就活をしてサラリーマンになっていたらと思うと、不思議な気持ちになります。人生はわからない。でも会社員とか向いてるのかなぁ。

 

年をとるにつれて、自分自身との付き合い方がよくわかってきます。子供の頃感じていたような万能感は時とともに薄れ、高まる一方で狭まっていく自分の可能性と向き合うことになります。その中で17歳の頃の自分に好きだって言ってもらえるような自分自身であること、それが自分にとってのベンチマークです。

独立しようという気持ちは昔からあったのですか?

高校生の頃くらいから漠然と思っていたかもしれません。当時の目に映る身近な大人の姿は、それほど憧れる対象ではありませんでした。皆同じようなスーツを着て、同じようなライフスタイルで・・・そのような画一的な生き方は嫌だと思っていました。結果的には、リスクを負うかわりに、それらとは無縁の自由の中にいるということなのかもしれません。

最後に、東高生にメッセージをお願いします。

就職活動をした当時受けた、音楽やメディア業界はこの10数年で様変わりしてしまいました。その時一生懸命将来のことを考えても、予想もつかないことが世の中には起こるものなんだと思います。

 

あの頃これなら間違いないと思っていたものは、決してそういうものではなかったし、きっとそんなものはそもそもないのでしょう。また、旭川という小さな街で高校生の目に映る事柄だけを頼りに頭を悩ませても、発想には限界があるでしょうし・・・。だから、今の段階では、遠い先のことで悩むよりも、日常の中で興味のあることをみつけて、精一杯楽しむことのほうが大事なことのように思います。

 

何が将来に結びつくかはほんとにわからないもので、自分自身、高校生のときに何の気なしに食べていたらーめんをつくる立場になるなんて思ってもみませんでしたから。

 

ただ、勉強とかスポーツとか、世の中でやったほうが良いと言われていることは、大抵やっておいたほうがいいと思います。

 

(2011年11月 インタビュアー 高坂 春菜)

 

カテゴリー:代表取締役/代表

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